コンセプト

「やれない理由よりやれるやり方を考える」

建築は「ものづくり」の業界です。ふたつと同じ建物はありません。つまりすべての建物が世界にひとつしかない手作り作品なのです。
新築工事であれば敷地の形状によって建物の配置から計画し、増築や改修工事であれば今ある建物を基準に可能なことを計画します。
計画から完成までには建築主、設計者、施工者を中心としてたくさんの人が携わります。
建築主であればどんな建物を創りたいか、設計者であれば意匠・強度・法的に、施工者であれば高品質・高性能に、それぞれの役割を果たすために綿密な計画をたてて工事を進めていきます。そこで各者の「計画」にあたるのが注文者では準備・打ち合わせ、設計者では調査、施工者では段取りではないでしょうか。しかし「計画」は疎かになりがちなところであり人員不足や時間不足を理由に「計画不足」のままでも工事が進んでいくことも多々あります。これでは三者の役割のバランスが崩れせっかくの建物も見栄えはよくても目の見えないところで負担がかかってきます。
当社は三者の時間不足、人員不足を補うために「不足なときに不足な部分を」、「やれない理由を考えるのではなくやれるやり方(手法)を考える」を基本方針として建築のトータルサポートをしていきます。

「気腹心己人」

気は長く 腹は横に 心は丸く 己は小さく 人は大きく

「気は長く、腹は横に、心は丸く、己は小さく、人は大きく」

なかなか完璧に実施できることではありませんがビジネスのみならず私生活でもこの言葉を頭に片隅にいれて社員一同行動していきたいと思っております。

日々是丹精(ひびこれたんせい)

建築は間口が広く奥行きも広い世界です。
私は高校時代から今日まで約30年間建築に携わっていますが、現実に建築に関する経験や実績がなくても一戸建ての住宅やリフォームをすることはできるでしょう。しかし本当の建築技術者は鉄筋コンクリート造も鉄骨造も木造もすべてこなすことができることです。表面上の知識で建物を建てることで何もおこらなければそれでよいのでしょうが、10年後、20年後に雨漏り、ドアの不具合、仕上げ材の剥離等々が起こらないように建築時に考慮して検討することが当然なのです。「知らずにやらない」ことほど恐ろしいことはありません。結果的にやらなくても問題が起こりそうなことに気づき検討することは非常に大切なことなのです。
まず、第一段階である「気づく」という感覚を得るためには「日々心を磨き、知識を得、技術を磨く」が建築に携わる人間の根本だと考えています。

今日の少しの事を少しと思わず、丹精込めて取り組むこと。
初心の熱い心のままに真心こめて着実に完成を目指すこと。
何事にも誠実な心で懸命に努めること。
日々学ぶ気持ちを忘れないこと。
「日々是丹精」